ジブリアニメの海外進出に関するニュース
2005年04月07日(木)23時20分
中国の作家、易術は大衆日報の取材に答え、彼の童話「我去失了我的小男孩(私は小さい男の子を亡くした)」を映画化するための交渉をジブリと行っており、映画はまもなく製作準備に入ると述べました。記事によると、易術は1983年生まれの「新世代」作家の代表で、「我去失了我的小男孩」は猿渡静子によって翻訳され、日本に紹介されたとのこと。
検索してみたところ、猿渡さんは「盲導犬クイールの一生」などを中国語に翻訳された翻訳家であることがわかりましたが、この童話の日本での出版については判りませんでした。
この童話を読んだ人の話によると、これはトトロや魔女の宅急便のような無邪気な子供向けストーリーとは違うタイプの話であり、幻想的、芸術的で、話についていくのが少々難しいということ。登場人物の死や恋も描かれているそうです。 作者はどうやらジブリファンであるらしく、ジブリに関連した描写がたびたび出て来るそうで、例えば本の冒頭は「僕の名前は米米(ミミ)。ハンドルネームは龍猫(トトロ)。トトロは絶滅寸前の生き物で、夜遅く、傘の下で一人でいることが好きだ。トトロはよく悲しげに泣く。僕たちはどうやってトトロを守るか学ばなくては。だから僕は本当にたくさんの愛が必要なんだ…」というもの。この他、宮崎監督やナウシカの名前も出てくるほか、トラックに轢かれそうになった米米が飼い犬に救われる「犬の恩返し」という章もあるのだとか。
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