ジブリアニメの海外進出に関するニュース
2008年09月06日(土)17時01分
9月1日付Sentieri Selvaggiは、ベネチアでの宮崎監督の記者会見に関する記事を掲載しました。以下はイタリア語を英語に機械翻訳したものを日本語に翻訳しています。したがって、日本語→イタリア語→英語(機械翻訳)→日本語と多重に翻訳されているので、オリジナルの発言とはかなり異なったものになってしまっている可能性が高いです。参考程度にお読みください。
Q:今回手描きにこだわってCGを使用しなかった理由は?
A:CGは大変便利で、早く制作することができますが、同時に映画の真の良さを損なってしまうと思うからです。
Q:ポニョのストーリーは古いおとぎ話のように見えます。影響を受けましたか?
A:実際には、アンデルセンの「人魚姫」に似ていることに後になって気がつきました。9歳のときにこの話を読んだと思いますが、あまり好きではなかった事を覚えています。なぜ人間には魂があるのに人魚にはないのでしょう。ポニョのストーリーはもしかしたらその疑問から始まっているのかもしれません。
Q:宗介の母のリサはとても強く、ダイナミックで自立した女性です。実在の女性にモデルはいますか?
A:スタッフにはリサのような女性がたくさんいます。こういう答えであっているのかどうかわかりませんが。
Q:映画にはいくつかワーグナーに関する言及が出てきます。ポニョはブリュンヒルデと呼ばれていて、ワルキューレの騎行のようです。なぜですか?
A:ポニョは海ではワルキューレのように波に乗ってるんです。このイメージから始めて、ブリュンヒルデという名前があっているように思えました。
Q:しかし映画にはもっと一般的にヨーロッパ文化の影響と、明らかに日本の伝統の要素の両方があります。アジアとヨーロッパの関係についてはどう思いますか?
A:日本では、正反対は引き合うと言います。しかし自分の映画は全ての人に向けてなのかどうか慎重に考慮しています。
Q:これまでの作品と違い、この映画はよりヨーロッパの観客向けにデザインされ作られているという印象を受けましたが。
A:自分の映画に特定のターゲットがあるとは思いません。観客が映画を見て引きおこされる感情はそれぞれ異なり、反応は異なります。
Q:しかし近年の作品と異なり、この映画はより子供向けです。なぜですか?
A:多分、このところスタッフに子供が生まれて、彼らに話す物語が必要だと思ったからです。
Q:津波が出てきますが、最近の大災害について言及したかったのですか?
A:いいえ、津波は災害だと思っていません。波は来て、また去ります。人間はそういったことが繰り返し起こるという事を否定できないんです。ずっと起こってきたことですから、受け入れざるを得ない、と言うのが僕の考え方です。多分、この映画で僕は島と海からなる自分の国について語りたかったのかもしれません。
Q:あなたの映画にはいつも大きな希望がありますが、どこに希望を見出しますか?
A:目の前にいる子供達を見ると、大きな希望を感じます。
Q:子供の頃どのような映画を見ましたか?そして現在のヨーロッパやアメリカのアニメーションについてどう思いますか?
A:戦争が終わった時、僕は4歳でした。当時たくさんのアメリカ映画を見た記憶がありますが、決定的な影響を与えた映画というものはありません。他のアニメーション映画の製作者については、ライバル心があるとは思いません。みんな友達で、同じ目的のために働いています。
Q:結局のところ、このストーリーにひきつけられた理由は何ですか?どうしてポニョの冒険を語ろうと思ったのですか?
A:海を鉛筆で描こうと思ったんです。
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