ジブリアニメの海外進出に関するニュース
2008年09月02日(火)18時37分
2008年9月2日付Variety誌の記事によると、
折り返し点に来たベネチア映画祭は、飛びぬけた映画が少ないという嘆きと、映画祭責任者のマルコ・ミュラーが後半にいい作品を詰め込んだのではという希望のただなかにある。
ジョナサン・デミ監督、アン・ハサウェイ主演の「Rachel Getting Married」やキャスリン・ビグロウの「The Hurt Locker」、ダレン・アロノフスキーの「The Wrestler」といった話題作はまだ上映されていない。
これまでのところ映画祭においてもっとも好評なのは、コンペ部門では日本のアニメの巨匠宮崎駿の「崖の上のポニョ」とマルコ・ベキスのアマゾンを舞台にした「Birdwatchers」、ホライズン部門のスリランカを舞台にしたウベルト・パゾリーニの「Machan」である。
ベネチア映画祭も折り返し点に来たが、今回に限って批評家達の意見は一致している:出品作のラインナップは失望的だ。
映画祭のオープニングを飾ったコーエン兄弟の"Burn After Reading"が一般客には大拍手、批評家には不平不満で迎えられた後、倦怠ムードが映画祭を覆った。宮崎駿の「人魚姫」の魔術的なリメイクである「崖の上のポニョ」を除いては、映画祭は未だ傑作を出現させていない。コンペ部門では、これ以外に明らかに勝者であるという映画はまだ出ていない。
一方、宮崎駿の新しいアニメ、「崖の上のポニョ」は、子供も見られる観客受けする映画である。「千と千尋の神隠し」には及ばないが、このアンデルセンの「人魚姫」の翻案は見やすくて楽しいし、英国で公開された前作のあのぎこちない「ハウルの動く城」よりはるかにいい。
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