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ポニョ批評@Variety

2008年09月01日(月)17時07分

2008年8月31日付Variety誌は、「ポニョ」の批評を掲載しました。

宮崎駿の最新アニメ叙事詩、「崖の上のポニョ」は魔法のような透明さを持ち、CGIにまったく頼らない想像力にあふれた乗り物に満ち溢れている。海と陸と空とを自由に行き来する、この「人魚姫」に似た物語は、救いと破壊とを同時に約束する自然をはっきり描いており、日本の島国文化の集合的無意識に深く根ざしている。 小さな子供向けではあるが、「ポニョ」は不思議な美しさと型にはまらない純真さに飢えた疲れた大人たちにもっともアピールするかもしれない。(日本での興行成績について略)

67歳の空想家の監督の「二度目の子供時代」をポジティブに具現化したものだとこの映画は広く受け止められており、スタイル的には「ハウルの動く城」でのファンタジー要素の直写主義からはUターンしている。この映画にはより単純ですっきりした舞台設定やより純化され抽象的な構造がしばしば見受けられ、子供が描く絵から直接に影響を受けている事を示す短縮遠近法と気まぐれで自由奔放なキャラクターデザインを持つ。

宮崎の水中生物達は科学的な分類とはきっぱり無縁である。(ストーリー説明略)

宗介が完璧な子供のテンプレートであるとするなら(船長である父親は留守がちで、元気のいい向こう見ずな母親が衝動に負けると、宗介が皆の面倒を見ることになる)、ポニョはまぎれもなく面倒を見るのが大変な子供である。宮崎が創造したのはおとなしい人魚姫ではまったくなく、彼女のぎこちない人間への変身においてはソフトな場面転換などない。ポニョは最初に鶏のような手足を生やし、時折向こう見ずに飛び込むときには、アメーバのように形のない存在へとすばやく退化したりする。

宮崎は手描きアニメーションの世界にまたもう一つの挑戦をさりげなく差し出した。以前の作品よりももっと、特に水の変化する性質を強調することにより、この映画は伝統的な擬人観を打ち破る。

これまでの宮崎作品の多くよりもずっと楽天的で、まばゆいパステルカラーで描かれ、破壊ですら金色で描かれた「ポニョ」は、ほとんど悪魔的な子供のエネルギーと、理屈や物語よりも形に対する喜びにあふれている。ポニョによって引き起こされ宮崎によって想像されたアルマゲドンでさえ不思議な場所である。そこでは、半分よろいに覆われた先史時代の魚がもっと進化したいとこ達と泳ぎ、沈んだ木がミステリアスな湿地帯を形作り、沈没した船の墓場が水上に広がる光の妖精の国のように遠くに見えるのだ。



また、Daily Journalでは、記事は既出のロイター配信のものですが、ベネチアで観客からサインを求められる宮崎監督の写真が見られます。
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